脳科学者による、日本人にとってのいわゆる努力を分析した本。結論から言えば、日本人はセレトニン・トランスポーターが欧米人と比較したときに少ない水準にある。それゆえ、ストレスが常にかかった状態にあり、幸福を感じにくい。
そして努力は正しい方向でやらないと成果が出ない旨の、意外と多くの人が気がついていない正論が提示される。
さらに、例えばアスリートなどは、もともとの肉体的な形質に恵まれなければ成功は望めない旨のことも。
また、例えば受験のようなことは、一定の努力をすれば成果が得られること。さらに、工夫次第で成功ができること。現在の日本は、欧米よりもよほど格差が少なく、また努力・工夫次第で上に行けることが、実例も含めて提示される。
自己啓発本で興奮する暇があるなら、冷静になってこれを読みたい。そんな一冊である。
やましたさん 男性





