ネットで日本史の好きな人にお勧めという感じの記事をよく目にしていて、読んでみたいなと思っていた所でブックオフでまとめ売りしていたので手にとってみました。
漫画なので、絵が描かれていますので、、戦国時代だけあってかなりグロイ絵も出て来ますので、嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、やはり戦乱の世なので仕方ないかと思いますが、、実に絵が綺麗です。
昔、飛騨高山に行ったついでに近くの大正村に行ったのですが、明智光秀ゆかりの地で資料館には明智氏が大変な良い治政を敷いておられたとの記載がありました。明智光秀は日本史には欠かさずに掲載されている人物で、、天下を統一するはずだった織田信長を本能寺で討取った逆賊。知らない日本人はまずいないでしょう。それが、、こちらの漫画では正義の義士として描かれています。かつ、豊臣秀吉が私利私欲にまみれた妖怪のように描かれています。
実にめちゃくちゃ面白い話だと思います。戦国時代の武将は超有名人以外知らないので、登場人物があまりにも多くて、当方には読みづらい部分が多いですが、、こちらの作品が全て事実かどうかは誰にも分らないとは思いますし、真実からはかけ離れているという気がしないでもないですが、個人的に光秀が信長を討つという計画を事前に豊臣秀吉は知っていて好機とばかりに止めはしなかった、というのは真実だという気はしますね。あの時代、、なぜ武田信玄があっけなく病死、上杉謙信も早逝、、天下取る器にあってかつ戦いを終わらせる事の出来た武将が舞台から去って、結局は謀略上手で運が味方した秀吉が統一、、
いろいろ考えさせられる本だと思います。8巻で完結ですが番外編が一冊あるので合計で9冊です。一気に読めるので、軽く数時間楽しむつもりで読まれる事をお勧めします。
さくら咲くさん 48歳 女性