「新刊(2023年、2024年発行)」コーナー

新刊(2023年、2024年発行)を紹介しているコーナーです。

・・・

★誰にも持ち得る 治る力

★市場の活気が伝わってくる

★101歳で現役ピアニスト

★パリの世界に一気に引き込まれる

★戦争とどう向き合うか

★近代文明を真っ向から問いかける

★諸行無常が最強のストレスマネジメント

★心にダメージを受けている、すべての人に

★経済学なんてチンプンカンプンのわたしでも読める

★どろどろの、、不倫の話

★村人Aという生き方

★長年の英語研究の集大成

★猫ブームの波は、文学へ。

★入学前のちょっとした不安に。

★妖艶な魔女に魅せられ歪んでいく人々

★繋がりとは

★地元の電気店の創業者の評伝

★外者の主人公が巻き込まれる

★相当なクオリティの超大作です!

★この本を持って旅に出たくなる

★待望の書が今の私たちに与えられた

★本当に大切なことを考える時間となる本

★どんな状況にも生まれつき適応できる

★予防医学の啓発の良書

★輝き溢れる読む宝石箱

などなど
おすすめの新刊(2022年、2023年発行)を紹介していただきました。

ぜひ参考にしてみてください。

まだまだおすすめの新刊(2022年、2023年発行)を募集しています。
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本の買取コーナー

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AI書店員(研修中)がおすすめ本を紹介!

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ぜひ、新しい読書の参考にしてみてください。

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感性が好きです。

Audible(オーディブル)聴き放題 新刊(2023年、2024年発行)

感性が豊かで、言葉のチョイスが絶妙な文章です。
両親が有名人ではありますが、筆者も自立した個性を発揮して、出逢っていく相手と魂が触れ合うような関わりをしています。
様々な分野の方と、飾らずそのままの姿で関わった体験が深い感動を伝えてくれます。
読後感はさわやかでもあり、考えさせられもし、ほっとしたり元気が出たり、ぜひお読みください。

北嶋寧子さん 64歳 女性

東野圭吾氏の3部作です。面白い発想の軽い読み物です。

新刊(2023年、2024年発行)

「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞されて有名な東野圭吾氏の比較的新しい作品3部作です。

作者自体が新しいジャンルで、新しい作品を、という意気ごみで書かれた作品です。出版はラプラスの魔女が最初で次に魔力の胎動、最後に魔女と過ごした七日間、です。時系列で言うと魔力の胎動が先なのですが、出版順に読まないと説明が付かずあれ?という部分も有るので、順番に読まれた方が良いと思います。

主人公の若く美しい女性は~超能力者です。未来を読む力や、物体を操る力や~読むにつれ色々な超能力を持っている事が判明して行きます。何だ現実離れしたフィクションか~と思われるかも、、ですが実際透視ができたやら超常現象を起こす子供を集めて研究する施設が世界中に存在するのも事実で、、読むにつれ、全く現実離れでもないような気になります。
最後の魔女と過ごした七日間は、去年出版されたばかりで新しいです。こちらには、、マイナンバーカードが進められていて、政府による恐ろしい陰謀、国民全員のDNAが全てデータ化されて管理されて、、近未来あるかも、、と思われる大変興味深い話が盛り込まれています。AIの発展が良くも悪くも人々の生活に大きく貢献、、そら恐ろしい気がしました。。

ほとんど現実からは遠そうですが、けっこう近い部分も有りそう、、面白い発想の作品だと思います。

さくら咲くさん 47歳 女性

2024年3月20日 初版発行

Audible(オーディブル)聴き放題 新刊(2023年、2024年発行)

1.旧ジャニーズの性加害
2.財務省のカルト的財政緊縮主義
3.日本航空123便の墜落事件

ジャニー喜多川氏の性加害について、今まで多くがマスコミなどによって取り上げられなかったことや旧ジャニーズ事務所への忖度があった理由。財務省が内閣総理大臣や検察や裁判官、つまり立法、司法の事実上、上に立つケースが存在する理由。1985年の日航機墜落事故の真相について、90%の確証と10%の推測を元に書かれ、その後の日本経済の低迷のきっかけとなったことなどが書かれています。

特に衝撃なのは、日航機123便の墜落原因とその隠蔽により、多くの人命が犠牲になったこと。そしてその政治判断によってアメリカに弱みを握られて、同年のニューヨークのプラザ・ホテルで行われた「プラザ合意」によって日本経済にとって致命的な決定がなされたことを皮切りに、アメリカの言いなりに成り下がったことです。

日本経済は中曽根元総理によって米国に弱みを握られ、小泉元総理によって米国の言いなりになり、政治家を見下した財務官僚によって財布の紐を握られ、メディアをコントロールされ、国民は洗脳されていった。

みーちゃんさん 55歳 男性

人間らしいね、かわいいね

新刊(2023年、2024年発行)

日本でサラリーマンをしていた著者が、京都市内にある雑貨屋さんで見たペンキアート(ティンガティンガ)に衝撃を受け、アフリカのブンジュ村で絵を学ぶことになります。ブンジュ村で、他の画家より遅れて勉強を始めたことを取り戻すために、著者は1日12時間絵を描き、「1日最低、4枚は描く」と自分にノルマを課します。

でも、この本は日本人画家の閃きや努力を称えるものではありません。寧ろ、ブンジュ村での生活において、「なんでショーゲンはそんなに心に余裕がないの?」「人生をただこなしているようにみえる」「まずは自分の心を満たしてね」「いい作品は、心に余裕がないとできないよ」と言われます。

この本は、幸せとは何か、どうしたら人は幸せに生きられるのか、ショーゲンさんがブンジュ村の人たちから教えてもらったことで満ちています。そしてその教えのルーツが日本人にあったことも。

私はこの本は当分手放したくないです。宝物のように感じています。自分のために日常をとことん丁寧に生きること。人は、長所によって尊敬され、短所によって愛されること等々。

この本を読むと、きっと自分を好きになれます。

みーちゃんさん 55歳 男性

デタラメだけど実は・・

新刊(2023年、2024年発行)

直木賞を受賞したシリーズ。
 「まじめだねえ~」「辞めちゃえばいいじゃん」「ちょっとくらい失敗したって平気、平気」などと悩める患者さんに言ってしまい、挙句の果てに治療と称して自分の趣味に突き合わせてしまったりとデタラメなのだけど、本当は誰よりも相手のことを想っている精神科医が主人公。  
 僕は振り返ると「なんであんなことに悩んでいたのだろう」ということを気にしてしまう性格なので、精神的に疲れたらこのシリーズを読み返しています。心が軽くなって笑えるし、それでいて泣けるので、おすすめです。

TKさん 42歳 男性

新刊(2024年発行)

新刊(2023年、2024年発行)

キリスト教の三位一体説の、主(父)とイエス(子)と聖霊が神だ。ではなく、この世には物質と霊魂のみが存在するというエマーソンの二元論思想をベースに様々な宗教、哲学、社会主義思想などの歴史考察がされる。もともとこの二元論はデカルトがエマーソンより遥か以前に考えたもので、物質(質量があるもの)と霊魂(思考や知能)のみの存在を認め、つまりイエスは人間の男性であり、神の存在を否定はしないが(強く)疑う立場であり、デカルトの有名な「我思う、ゆえに我あり」はここから来ている。

エマーソンはハーヴァード大学神学部を卒業して教会牧師になったが、4年でイヤになって辞めた。そして「自分のみを信じ、自分を大切にして、今の自分を肯定して生きる」という『自己信頼』(1841)を発表した。その後にスマイルズが『自助論』(1859)を発表、その後1980年代くらいから日本では”自己啓発”と訳されてきた。
社会改良主義者のエマーソンからマルクスの社会主義思想に至る「貧しい人や恵まれない人々を助けよう」も、キリスト教徒でなくてもすべての人が救済されるべきだとした。

私はエマーソンの思想を現代の言葉に置き換えると「自分軸で生きる」ということになると思いました。お釈迦さまは、「すべてはうつろう。ゆえに私を頼りにすることなかれ。自分だけを頼りにして生きよ。他者に依存することなかれ。自分を支えとして生きよ。」と言ったそうです。

みーちゃん 55歳 男性

マジック・リアリズム

新刊(2023年、2024年発行)

村上春樹氏自身による<あとがき>によると、1980年に文芸誌に発表した中編小説「街と、その不確かな壁」を大幅に書き直し、1985年に出版した『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を”上書きする”のではなく、併立し、補完しあう作品になるとのこと。
私は『世界の終わりと・・・・・・』を読んだことがあるので、三部構成のこの新作小説の第一部を読んでいるとき、「この本は、本当に新刊オリジナル長編小説なのか?」と思い、帯を再確認したほど『世界の終わり・・・』の中の街そのままの街の姿を描いています。(その街では人々は影を持たない。)

この『街とその不確かな壁』では、影を持つ世界(つまり壁に囲まれた街の外の世界)が、豊かに描かれています。壁の内側の影を持たない「私」がコインの裏なら、壁の外の世界の「私」はコインの表のような関係性です。
私は『世界の終わりと・・・』に閉塞感を覚えていたので、この新作を読んで、壁の内側と外側が溶け合うような展開に、解放感と、いつもの村上氏の清潔感溢れる知的な文体に、他の作家にはない独自性を改めて感じました。

みーちゃんさん 54歳 男性

人気漫画家さんの読み切り一冊の作品で、輪廻転生について考えさせられます。

新刊(2023年、2024年発行)

「大奥」「きのう何食べた」など、映画化されたりドラマ化されたりしている有名人気作家さんよしながふみ先生の最新版です。つい数か月前に出版されたばかりです。けっこう好きな作家さんなので、全ての作品を読ませて頂いております。

何の知識もなく読んだのですが~はあぁ~流石によしながふみ、、という感じの作品です。オムニバス形式で、全く関連のない5つの場面と5つの時代の話から成り立っています。漫画本ですし、小一時間くらいで簡単に読めてしまう本ですが、、爽やかな話もありますが、な、な、何でやねん!!という悲劇もあります。5つのストーリー自体は、まずまず面白いけれども、ごくごく等身大のどこにでもいそうでそうそう特別とか独特とか奇異だとかでは全くないと思います。
でも~最後の話で、ああ!そういう事だったのか!と驚き、エピローグでも、こう来るか!という感じでした。

私があまり深く考えずにさくさく読んだせいかも、ですが、ある意味大どんでん返しといった本ですし、あなたは輪廻転生についてどう思いますか、、というような事を考えさせられました。どーんと重苦しい気持ちになりましたが、、面白い本だという事には間違いないと思います。

さくら咲くさん 46歳 女性

「お金の謎」と「社会のしくみ」

新刊(2023年、2024年発行)

経済教養小説!と帯に書いてあります。といっても、非常に分かり易く書かれていて、学生に向けて書かれたような印象すらします。

洋館の屋敷に住む初老の男性が、アメリカの投資銀行の東京支店に勤めている女性と、その女性を屋敷に道案内したとんかつ屋の中学生の息子にお金の謎などについて話をしていきます。多くはアドラー心理学の「嫌われる勇気」のような対話形式で構成されています。
私が共鳴した部分は、社会格差が広がったと言っても、今の大金持ちは格差是正の為に仕事をした人たちで、スマホは誰でも持っているし、ネット通販や検索エンジン、SNSもみんなが使っている。それを作った人が大金持ちになっているということや、日本は国債を発行し続けて、日本政府は負債を未来の人に背負わせているという少年の言葉に対して、政府の負債の分は、今の人達の預金になっているだけという話。そしてお金のことを考えずに社会を俯瞰して見ると、みんな誰かのために働いているのであって、お金の為に働いていると思うから孤独を感じるということ。それと、愛って常に時差があって届くものであり、時差があるからこそ、未来に続いていくものだという女性の台詞です。

人間も捨てたもんじゃない、と思わせてくれる良書です。

みーちゃんさん 54歳 男性

だれにも似てないところ

新刊(2023年、2024年発行)

成瀬あかりをヒロイン(主人公)にした5作と、成瀬あかりに関連する1作との6作連作集。成瀬あかりと幼馴染の島崎みゆきとの友人関係にも共鳴できる。成瀬は中学生で既に自分の意思を強く持っていて、周りに流されず、己を貫く強さを持っている。何事にも抜きんでていて、それ故に孤立しがちだが、そんなことで悩んだりはしない。「200歳まで生きる」とか「お笑いで頂点を目指す」など公言して挑戦する。男の子の様な喋り方で、大人にもタメ口で話したりするカッコいい女の子だ。成瀬は孤高の人だがアウトローではない。滋賀の地元を愛している。地元の百貨店の閉店や、高校での班(部)活動、大学受験、地域の夏祭りの実行委員に積極的に参加する。

私は成瀬のような人が、正真正銘の優等生だと感じた。大きな目標を公言しつつ、諦めることも失敗とはみなさない。日々のルーティーンを確実にこなし、常にベスト・コンディションを心掛けている。しかし、島崎とのことで動揺し平常心が揺らぐこともある。つまり、悪い意味での完璧主義者ではないのだ。
島崎みゆきも魅力的だ。成瀬のすぐ近くにいて、その非凡さを目の当たりにしても、その全てをプラスに捉える逞しさや優しさがある。

この二人がいる限り、これがデビュー作の著者・宮島未奈さんは、いくらでも創作の幅を拡げられそうだ。

みーちゃんさん 54歳 男性

自分の中で起きていることを知る

新刊(2023年、2024年発行)

我が校の生徒や保護者、スタッフに読んでほしい。私の生徒や保護者への配慮や対応を論理的に説明してくれている。交感神経による戦闘・逃走の炎モードと副交感神経の背側である仮死状態の氷モードは説得力がある。評価が人を縛り、遊びが人を豊かにすることを示している。

poohymcaさん 55歳 男性

希望の書

新刊(2023年、2024年発行)

江原啓之氏の最新刊です。江原氏の書籍は沢山読んでますが、重複する内容も幾つかあり最近はご無沙汰でした。江原氏自身も出版数を減らしている印象があります。しかしこの最新刊は、時世も相まって私にとって最も価値ある本の一つになりました。

何より、江原氏の指導霊「昌清霊」との交霊による霊界からのメッセージが、多くの気付きを与えてくれます。「昌清霊」との交霊による書籍は他に3部作もありますが、そちらは普遍的なテーマを扱った内容であり、哲学的過ぎるという点で少し物足りなさを感じていました。(改めて再読してみると印象が変わるかもしれませんが)

「危ない!」シリーズ最終章のこの本は、より現実的であり、現代的な側面が多く、心に刺さります。人生は学びであり、無駄は一つもない。全く何もしない人生でも、何もしないという経験、喜怒哀楽があり、無意味な人生など無いといいます。つまり、挫折も、喪失の悲しみも、絶望でさえ経験と感動であり、全ては光に向かっていると断言します。愚かな行為でさえ、人生は学びなのだから、霊界で大恥をかけばいいといいます。

みーちゃんさん 54歳 男性

達人に学べること

新刊(2023年、2024年発行)

現在、74歳の武術研究家・甲野さんと、51歳の介護の専門家・岡田さんによる共著です。
どんな人だ?と思われた方は、YOUTUBEをどうぞ!
お二人のコラボ動画があります。

甲野さんは武術の有名人ですし、立っているだけで凄みがあります。
ですので、岡田さんが尊敬しまくるのがわかります。
甲野さんは逆に、歳の離れた岡田さんをリスペクトし、褒めたたえています。
お二人の良き関係性が見える本です。
著者二人のイメージイラストが本当に特徴を捉えていて、素晴らしいです。

232ページの本ですが、1ページあたりの文字量が少なく、すぐに読めます。
さらっと読めてしまう分・・・本当に実践できるかどうかが問題ですが。

全ては覚えきれないし理解はできませんでしたが、
2つくらいは実生活に取り入れています。

特に、座るときの”くるくる”は、本当に椅子に座りやすくなるのでおすすめです。
“くるくる”以外にも、甲野さんが色んな楽に立ち・座る”くふう”を開発されています。

何かトレーニングしよう、運動せねばならない・・・となるより、普段の動きをくふうした方が、
身体にとっても気持ちの面でも負担が少ない。
身体や生き方の気づきを得たい人におすすめです。

マツユキソウさん 29歳 女性

楽しくあれ

新刊(2023年、2024年発行)

160ページに満たない小説ですが、作者の中村文則さんはあとがきにて、「人間の存在を特徴的なシチュエーションとして表現しようとして、2年半以上書き続けた…」(簡略)というように記しています。

主人公らが並んでいる「列」の先がどうなっているのか知らない。「列」に並ばなければいけないのかも判らない。前も後ろも終わりが見えない。横を向けば、今度は横に列が出来る。つまり十字の真ん中にいることになる。「列」の一番前の者でも、T字の横列の真ん中だ。主人公と「列」に並ぶ人々は希薄だが、会話もするし、愛の営みさえある。

このシチュエーションとしての存在と並行して、現実としての主人公らの生活が描かれる。私の感想だと、この現実を極めて簡略化して擬態化(?)したものが「列」で表現されているように思う。
人間は前後の関係を持ってしか、自分の存在を確かめられないとか、世の中の不条理などとも解釈できる。

まだまだ、主人公の猿の研究とか、人間と猿の遺伝子的関係、知的共通性など160ページ弱の中に詰め込まれているものを考えると、2年半以上ということに納得させられる。

みーちゃんさん 54歳 男性

「訂正する力」を取り戻す

新刊(2023年、2024年発行)

「訂正する」とは、あまりいいイメージがない言葉ですが、
実はそこに、これほど深遠な思想が秘められていたとは!
著者は、大学に見切りをつけ、自ら出版社「ゲンロン」を立ち上げ、
制限時間なく講師と話せる「ゲンロンカフェ」を経営するなど、
いま一番注目の実践する哲学者・批評家である東浩紀(あずま・ひろき)。
テビュー30周年の集大成『訂正可能性の哲学』も2023年9月に出たばかりですが、
本書は、そのエッセンスをまとめた「語り下ろし」なので、
哲学に興味のない人でも、わかりやすく気軽に読めます。

tomeさん

ひとの心に議論の種を蒔く本

Audible(オーディブル)聴き放題 新刊(2023年、2024年発行)

市川沙央著『ハンチバック』は、刺激的露悪的書き方が、若き日の島田雅彦っぽい。いわゆる「健常」の気付かなさ、先天有利な状況に刺さる言葉の数々。怪物じゃなく人になりたい胸の内。宗教を登場させざるを得ない状況。賛否分かれる最終章。本当の書き手は?とても薄いが、この本だけで考察を立てたくなるほど、いくらでも話せる本。

poohymcaさん 55歳 男性

前向きにチャレンジしたくなる

新刊(2023年、2024年発行)

「困難は大きければ楽しいし、乗り越えた時こそ達成感が得られて、成功体験があるから自分を好きになれる」「不安なのはみんな同じ。なのでネガティブにならず行動に移し自分の殻を破り成長し続ける」勉強方法も参考になったのはもちろんのこと、すごく響く言葉が沢山ありました。思えば僕自身が何かを成し遂げていないことを「いいわけ」にして自己成長を止めていたことにも気づけました。この本に出合えたことに感謝していますし、何でも前向きにチャレンジしようと思えるようになりました。

TKさん 41歳 男性

健康がいちばん!と、つくづく思える1冊

新刊(2023年、2024年発行)

人生で、避けては通れないもの、それは死。どんなに美しかろうがお金持ちだろうが、人は必ず死ぬ。

この本では、人が死に至る様々な過程を述べている。
細菌、ウィルス感染症による死。ガンによる死。生活習慣病による死。
これらを読んでいても怖いが、もっと怖いのは、助かるとしても治療で苦しむことがあること。
例えば結核治療では、両手一杯分もの大量の薬を毎日の飲まなくてはならないし、ガンでは、抗がん剤、放射線と、副作用が必ずある。
読んでいると、つくづく、健康が一番良いと思えてくるのは、身に迫るくらい、当書が分かりやすく説かれているから。

予防医学の啓発の良書とも言える1冊。

雪見酒さん 50歳 女性
読書と芸術、もふもふ動物を愛する1工員。

視野が広がる

新刊(2023年、2024年発行)

作家の西加奈子が、カナダというある意味ではアウェイな状況癌と闘ったエッセイ。若くして死を意識すること。改めて親たち世代の価値観を考え、自分の価値観、友だちの大切さ、自分の人生の宝物とは何か。本当に大切なことを考える時間となる本。

poohymcaさん 55歳 男性

身近にあるケーズデンキの歴史がおもしろい!

新刊(2023年、2024年発行)

地元の電気店の創業者の評伝ということで読んでみました。

本社が茨城県水戸市で、取手市の自宅から歩いても行ける距離にも店舗があります。関東圏だけでなく、どこに行っても車や電車から大きな赤い看板が目に入ります。

読んでみると、創業者加藤馨とその家族、後を継いだ息子さんからずっと時代に流されず、人として「まとも」な感覚で会社を継続していると思いました。買い物に行った時に感じる雰囲気が経営者側から書いてあって合点がいきました。

お店が身近にあるので、「よく続いているなー」ぐらいにしか思っていませんでしたが、大事にすることからぶれずにやり通すこと、地味だけれど正しく生きることから外れないこと、継続できていることが腑に落ちて納得できました。

日本の戦前、戦中、戦後の時代とともに歩んできた家電販売店の変化もよく分かり、著者の丁寧な取材が光って良本だと思いました。

昌弘さん 78歳 男性

繋がりとは

Audible(オーディブル)聴き放題 新刊(2023年、2024年発行)

川上未映子さんの『黄色い家』は、犯罪サスペンスという体裁でいて、実際は、シスターフッドや父性・母性について描いている小説です。『夏物語』ではシスターフッドを描いた著者が、今回はシスターフッドや父性・母性ののもつ特徴を詳細に描いている。近未来の予言の書に思える。

ちなみに、英訳された本のタイトルは、Sisters in yellowです。houseの話じゃないんですよね。

poohymcaさん 54歳 男性

入学前のちょっとした不安に。

新刊(2023年、2024年発行)

よのなかルールブックシリーズの新刊。
今年度一年生になる息子に買いました。

子どもも親も、楽しみ半分、不安半分。
学校で過ごすためのルールなどを教えてあげたくてもうまく説明できなかったりしますが、絵本で視覚的にも分かりやすく、簡潔にまとまっているので、自分で読んだり、寝かしつけに読んだりしています。

小学校生活のイメージが、少し掴める一冊だと思います。

ゆかさん 36歳 女性

猫ブームの波は、文学へ。

新刊(2023年、2024年発行)

立ち寄った書店の(3月)新刊コーナーで見かけた本です。

「(私にも)処方してっ」
と、気付くと表紙買いしていました。

ハートフルストーリーと銘打った本作品ですが、先の読めない内容で、次々ページをめくりたくなりました。

そして、猫の描写が秀逸。読みながら思わず、触りたい~。と、何度もなりました。

コロナや物価高でささくれがちな心が、モフモフ描写で、癒されます。

雪見酒さん 49歳 女性
猫の絵を描くのが、最近の楽しみの、一工員です。

長年の英語研究の集大成

新刊(2023年、2024年発行)

長らく、日本人が英語を話せない理由として、一語一句の正確な翻訳指導が原因であると言われていました。本書は、英語を日本語に通訳及び翻訳する場合の手法について言語学的な視点から考察しています。本書を通して、改めて日本人が英語を理解する上で何が問題なのかを把握し、実際に英語を指導する際にも活かすことができました。英語に興味がある方はもちろん、日本人の言語に対する意識について改めて学習することができるよい機会だと思います。

カントさん 35歳 男性
東京経営短期大学 助教

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