「発車したバスがつくったさざ波は自分を水たまりと知らない」
(本書11pから)
山田航さんの短歌がたくさん掲載されている歌集です。
今まで自分が知らなかった
世界の切り取り方に触れることができます。
日常に溢れる見逃していたキラメキを探してみませんか?
涼さん 21歳 男性
もしも読み終わった本が30冊以上ある場合は
買取イチバンにご連絡ください。
・本を業界トップクラスの高値で買取します!
2019年度買取実績
1冊当たりの平均買取額:139.8円
(1,493点 208,772円)
・売るのは簡単!
ネットで申し込みをして着払いで送るだけ!
・ネットで事前査定もできるので安心です。
短歌の本です。
筆者はこの本が出版される前に既に他界(自死)されています。
もともと私は、短歌を読んだり
自分でも詠んだりするのが好きで、
短歌本のコーナーで見つけて買った本でした。
読んでみると、筆者とは性別も世代も違うけど、
とても共感できる歌が多数ありました。
日々の生活で心身を疲弊しながらも、
なんとか思い直して、明日も頑張ろう!の繰り返し。
やるせなさを抱えながらも、なんとか筆者には生き延びて、
歳を重ねて以降も短歌を詠み続けて欲しかったなと思いました。
「生きる」ことに答えはなくて、
そこに意味を見つけ出そうとすると、
現実と理想の狭間に歪みが生じて苦しくなる。
その苦しみこそが
心に響く短歌を産み出すんだろうなと感じました。
短歌にあまり興味のない方でも、
パラパラとページをめくって2~3首読まれてみると、
吸い込まれるように最後まで読みきってしまうと思います。
古野ことさん 43歳 女性