台湾の政治家で李登輝氏は日本人にも
よく知られていますが、一方、彭明敏氏は
ほとんど知られていないのではないでしょうか?

二人は第二次世界大戦後の台湾民主化を
先導した信念に満ちたエリートでありながら、
李氏は蔣介石の国民党に所属して本省人最初の
総統に登りつめたのに対し、彭氏は蔣介石政権の
元で長らく国外亡命という悲運に遭いました。

しかし彭氏の母国への帰国後、二人は
台湾民主化を進める両雄として活躍し、
現在の蔡英文政権につながっていきます。

昨今、中台関係が懸念されていますが、
戦後の台湾をまず理解することが第一歩で、
彭氏に主にスポットライトを当てた本書は
貴重な示唆も与えてくれるものと思います。

ラベンダー・オラフさん 66歳 男性