本のタイトルに惹かれて読んだが、このタイトルは、第五章あるうちの第一章にのみ。しかし全体を通して、これからカウンセラーを志す人やカウンセリングを受ける人にとても有意義な内容だと思いました。
社会システムの繋がりの中における、普通の人の愛情やお金や賞賛を求める状態を「いる」と表し、挫折や病気や死を前にして、一人の個としての自分を意識した状態を「ある」と表し、様々な親子関係のクライアントを通して、それぞれの成長段階と共に記されています。
私は、精神科での薬物療法などの対処療法だけではなく、カウンセラーがクライアント(患者)の話に耳を傾け続けることで、病気の症状や社会復帰にだけ向き合うのではなく、クライアントが(言語化により)自分自身の「存在」そのものを確認していくことが、回復に向けて何より大事であるということが一番の学びになりました。自分がどんな人間かを実感することは、確かな安心に繋がりますよね。
みーちゃんさん 57歳 男性





