アラフィフ世代ならご存知の方は多々いらっしゃるかも知れません。映画化もされた、江戸時代の終わり頃に書かれた、南総里見八犬伝。その作者、滝沢馬琴の栄光と苦悩を描いた伝記です。
子供向けに書かれていますが、大人も楽しめる内容です。
原稿料だけで作家生活が出来るようになった作家第一号、それが、江戸時代に活躍した、滝沢馬琴です。
わたしが役に立たない本を書いて潤筆、(つまり原稿料)をかせぐのは、役に立つ本を買うためだ。本文より。
と、馬琴が記していた様に、馬琴宅に、家が傾く程の書物があるくらいの本好きで、幼い頃から書物が好きだった馬琴。
武家に生まれ、勤めもしていましたが、その仕事は長続きせず、職を転々とする放浪生活もしていた馬琴。
そうした、ベストセラー作家になるまでの苦労、そして晩年の悲劇による数々の苦悩。その中にあってこそ、物書きとしての熱を失わなかった馬琴の心の奥が読み取れると思います。
雪見酒さん 53歳 女性
晴耕雨読、な読書生活がモットーな、1工員です。





