1989年2月9日、手塚治虫氏は、胃癌のため、61歳で他界致しました。
手塚氏は、亡くなる10日ほど前まで、製作中のアニメーションの仕事をしていたと本文にあります。
終戦の年から43年、手塚氏が、生涯をかけて訴えたかった事が、幼少期からの体験を通じて本書に記されています。
自然に触れた時は優しい気持ちになれた事、そして、その自然、それを育む地球の現状に迫る危機を憂いています。
一向に無くならない戦争、それでも勿論地球環境を脅かしていますが、我々普通の市民も、欲望のままに物質の豊かさを求めて生きています。
産業革命に端を発した地球温暖化は、年々、夏の最高気温記録が上昇、農作物や海の生態系にも影響し始めています。
手塚氏は、本書の始めの方で、地球の未来は、個人個人のレベルにまで、何やら得体の知れない不安となってのしかかってきてしまいました。と、記しています。
地球環境悪化による農作物の不作、そして戦争による物価高騰。もはや手塚氏が危惧していた地球の危機は、始まってしまいました。他人事では無いのです。今、自分に出来る事を、今から始める必要があると、本書を読むと、痛烈に感じると思います。
雪見酒さん 53歳 女性
朝ウォークでのバードウォッチングと共に、ゴミ拾いも習慣になった、1工員です。



