学校の音楽室の壁に貼ってあった顔写真、ヘンデル、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、ショパン、シューマン、シューベルト・・・。


巨匠たちの生活、人柄、エピソードが愛情たっぷりに描かれています。


音楽家の顔写真と、人物にまつわる土地の美しいカラー写真が入っているのも楽しく、贅沢な本です。旅心をそそられます。


著者が戦前にレコードを収集し、聴き比べていたのは驚くべきことです。今では全く手に入らないレコードについての著者の詳しい批評も退屈しないで読めます。気になった曲は気ままに、しばしお茶を飲みながらyoutubeで流してみると、たいていは耳にしたことのある有名曲です。


辻井伸行、アシュケナージ、ユンディ・リ、前橋汀子、五島みどり、イツァーク・パールマン、ヨーヨーマなどで楽しんでいます。


あらえびす先生はどのように評価されるでしょうか? また、レコードからSNSへの変遷をどう思われるでしょうか? お聞きしてみたいものです。

昌弘さん 78歳 男性

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