出版は2014年~とかなので、そんなに新しい本でもないかもしれませんが、けっこう最近に本屋さんでタイトルが気になったので手にとってみた本です。
失礼ながら、ミステリー作家さんだそうですが、存じませんしご主人も有名な作家さんだとのあとがきがありましたが、、ご主人も知らなかったです。
身近に白血病の人がいるわけでもなくて、ただただちょっと知識が欲しいくらいで読んだのですが、流石にノンフィクション、リアリティがあって知らなかった事が満載なので、、読む価値は十分ある本だと思います。
ふらふらで日常生活を送るのも大変で家の中の掃除や片付けもままならない状態でも、、近くのクリニックさんでは貧血だと診断されていたので、けっこう長い間、貧血としての処置をされます。白血病と診断されてから~貧血としての処置は全くムダだった事を医師から告げられます。。最終的には正しい病名が宣告された上、骨髄移植という大手術も成功され、、死に直結する大病にもかかわらず、生還されて、全く健常者と同じまではいかないにせよ、長期未来を考えられるまで回復なさる、、闘病記です。
白血病とは有名で知らない人はいないと思いますが、実際に罹患される数は少数で、、骨髄移植のドナーは死ぬ可能性もあるし痛いし後遺症も心配だし、、で赤の他人の為にドナーになるのは、、なかなか難しい、、、くらいの知識はありましたが、作者の場合実弟が積極的にドナーを希望してドナーになられます。
よい骨髄を提供できるように、アルコールを断ち健康的な生活を志して、手術時には最高の状態で移植できたとの事です。
中でも、とても驚いた事ですが、特別室しか空いていなかったので、長期間そちらの部屋を使われるのですが、何と一日3万円近く! 部屋代を支払うのが難しければ空きベッドのある病院に紹介状を書くから他の病院で治療を、、との提案を受けるのですが、信用できる病院が良いとの決断で、、特別室でも入院されます。。実際七夕の時のたんざくに、一般病棟のベッドに空きが出て移れますようにと書いている人がいたそうで、、治療費も相当かかるので個室を希望しない人が大半だと思われますが、、空いてなければ個室に入るしかない~それ程患者さんって多いのですね。。
身近に大病の方がおられる方にはもちろんかなり参考になる本だと思いますし、差し迫った病気でない人でも、いずれ病院にはお世話にならなきゃならない可能性が高いので、大変参考になると思います。消化が良いとか安全な食べ物が沢山出て来ます。病院選びなど、、やっぱり長期お医者様のお世話になっていて効果がなければセカンドオピニオンが必要じゃないかな、と切に感じられた本でした。
さくら咲くさん 48歳 女性