去年出版された東野圭吾氏の新刊です。一応ファンなので作品は全部読ませて頂いております。
本作で5作目ですが、1作目マスカレードホテルが
出版されたのが2011年なので、こちらのシリーズも息の長い作品になっているようです。どの話も単発で読んでも別の話なので全く問題なく、主要登場人物が同じなので出版された順番で読んだ方が解りやすいくらいですか。5作目のマスカレードライフのみ読んでも全く問題ないと思われます。
でも、最初の『マスカレードホテル』は、ホテル内の業務や仕組みとか仕事してないと不明な事柄が細かく解りやすく説明されていたりするので、5作中で一番新鮮で面白いのではないかと思います。
こちらの作品では、
若い女性の白骨死体が土の中から発見され、生前つきあっていて同時期に仕事を辞め住所不定の男が重要参考人として浮上します。この殺人事件の有力犯人候補が本名で推理小説を書き、作品の新人賞の最有力候補に挙げられて、新人賞に輝くなら授賞式に
来るわけだしそこで身柄を拘束~などと警察の中でいろいろと対策がねられる訳ですが、審査員や出版社やらの駆け引きとか一般人には全く馴染みのない作品の受賞の内情が見られてとても面白いと思いました。
流石に東野圭吾氏、テンポよく話が進み最後の結末までわくわくしながら一気読みでした。が、、複数のレビューにもありましたが、、死体遺棄に現実味があまりにもなさすぎるし、現実にはこういう選択はしないだろうという、何とも納得できずじまいの結末でした。人が何人も死んでいるのだから、ハッピーエンドではなくモヤモヤするのも推理小説の醍醐味だとは思いますが、、若いカップルがお互いがお互いを強く想うばかりに悲劇が起こった、というストーリーですが、、この最初の時点で現実離れしている感が強かったと思いました。
面白い推理小説であるのは間違いないと思いますのでお勧めです。
さくら咲くさん 49歳 女性




