生きている作家さんの中では間違いなくベストスリーに入る大好きな作家さんの中でも断トツ一番好きな作品です。殺人事件が起きて刑事さんが登場して、、という展開なので推理小説のジャンルに属するとは思いますが、、感動作だと思います。

ネタバレになるので、、そう詳しくは書けませんが、
あっと驚くトリック、、主人公の考えた殺人隠蔽工作が他には類を見ないという意味でも推理小説としても秀逸な作品だと思います。この、、トリックに全く罪のない第三者の命が犠牲になったという事実がこの主人公ダメだ、という意見が多いですね。
レビューの中で、、純粋な恋心に心打たれるというものもありましたが、結局、主人公がここまでするかというくらいの献身をするのに、当のヒロインは主人公を想う事はない、、全くムダじゃないかという意見が多いようです。けれど、、報われる為にヒロインに尽くす訳ではない、ただただヒロインと娘さんの幸せの為に、、とても哀しい純愛に心震えました!
バッドエンドで終わるのも哀しい。。
主人公に共感できるかどうかは、人によるとは思いますが、なんとなく解るわ~と思えました。

あまりにも有名で映画化もされているので知っておられる人の方が多いような気もしますが、是非読まれる事をお勧めします。

さくら咲くさん 48歳 女性