山崎豊子が執筆した、中国の残留孤児が日本人として
蔑まれながら中国で育ち、文化大革命の中で
辛い目に逢いながらも、国家的プロジェクトに
携わるなかで日本との繋がりを得て…という話です。

まず、著者の取材力が抜群で、残留孤児の生きざまや
文革の残酷さなど、主人公を通してしっかり伝わってきます。

登場人物も魅力的で、主人公の中国での育ての父には
何度も泣かされました。

未読の方は是非読んでみてください!

絶対に後悔させません。

なちおさん 31歳 女性