絵画を作品のアクセントに置く原田マハさんの作品。いつのまにか自分を苦しめていた「叶った」はずの夢、あと一言かければよかったと後悔する家族との絆…。それぞれの人生の苦しみや辛さの中に、絵画という一筋の光。苦しかった時間は戻ってこないけど、絵画をきっかけに新たな世界に進もうとする人たちを描いた短編集です。

ろるさん 26歳 女性