去年末出版されたばかりの新刊です。全く知らない作家さんでしたが、タイトルに興味が湧いて読んでみました。
『希死念慮』死にたいという気持ちを作者は常に持っておられます。
ご本人が認識しておられるきっかけは2つ、実母に「おまえなんか産まなきゃよかった」と言われた事と初恋の人が自殺してこの世を去った事の2つを挙げておられます。実母がこのきつい言葉を浴びせたのは、、父親の父親、作者にとっての祖父にあたる人が認知でしょっちゅう父親と喧嘩していて家の中がカオスだったという事情があって、、言ってよいセリフか否かと言われれば言っちゃいかん台詞で言われれば相当なダメージを受けるだろうけれど、、正直、田舎者だからかもしれませんが、これより酷いセリフは父母にも浴びせられているし、大概の人間ならもっと酷い事を言われた経験があるのでは、、?
初恋の彼が自殺というのもショックはショックだとは思いますが、生きていれば近しい人が自殺するのは珍しい事でもないし、いちいち自分も死にたいと思っている暇がよくあるな~?と。
作者は、恋愛され結婚され出産して子育て中で、
死にたいという気持ちも旦那さんと何度も話し合い
理解してもらっています。
レビューでは、死にたいという気持ちを持つ人にも
持たない人にも共感持てたとか参考になった良本という意見と、『希死念慮』のかなり軽いケースでこの単語を用いるのもおこがましいという、賛否両論があるようです。
とても好きな作家さん、たむらあやこさんの『ふんばれがんばれギランバレー』の中で、辛さのバロメーターは人によって違って、たかだかちょっとした切り傷でも痛くて耐えられない人もいれば、自力で歩けない程の重病でも出来る事を精一杯感謝という人もいるし、、というくだりがありました。
大変失礼だとは思いますが、こちらの作者さんは、、
お若いから?今時の若いものなんですか?辛い事のハードルがかなり低いのでは、、と思わないではおれません、、読み終わって、、【今時の若者って、、何じゃこの人???】うーん、かなり考えさせられました。『死にたい』というかなりデリケートな話でネガティブな陰鬱な本だとは思いますが、、ご参考までに。。
さくら咲くさん 49歳 女性





