「長崎の鐘」の著者、永井隆氏の
お子さんを主人公としたお話です。

私がこれを初めて読んだのは
小学校低学年の頃でしたが、両親の居ない
疎開先で茅乃を守ろうとする兄・誠一と、
幼いながらも困難に耐え続ける妹・茅乃に
胸を打たれた事を覚えています。

二人はクリスチャンで、
ロザリオを心の拠り所としながら
必死に生き延びていきます。

戦時下の実話を元に書かれてはいますが、
児童書なので残酷過ぎる内容には
抵抗がある方やお子さんでも
比較的読みやすいと思います。

古い本ですが、図書館等で見かけたら
ぜひ手に取って頂きたい一冊です。

やみさん 33歳 女性