「若きヴェルタ―(ウエルテル)の悩み」を現代的な口語訳で読みたいと思い、大宮勘一郎氏の翻訳で読みました。最新訳の酒寄進一氏訳がゲーテ25歳のときの初版を底本にしているのに対して、こちらは37歳のときの改稿の翻訳です。

大宮勘一郎訳のヴェルタ―の手紙(言葉)は熱っぽく、砕け過ぎな印象さえありますが、感情的で情熱的な恋に暴走する青年を等身大に描いているように思いました。とは言え、ロッテ(既婚者)にそこまで多大なる迷惑をかけているとも思えないので、酒寄訳で18世紀の詩を好む青年らしい現代口語訳も読んでみたいと思いました。

大宮訳の価値は、古典を現代小説のように読ませてくれるところにあると思います。

みーちゃんさん 57歳 男性

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ゲーテ

Goethe, Johann Wolfgang von, 1749-1832, 大宮, 勘一郎 / 集英社 / 2015/10