「こんな顔、もううんざりなんだよ!」
ルッキズムについて書かれた青春小説です。
槙島朱里ダイアナ(頭文字と取ってマッド”MAD”)は、日本人の父とイギリス人の母を持つハーフの女子高生で、超弩級の美少女。そのルックス故に、中学時代は嫉妬と反感からイジメにあっていた。同じく、ブスやデブと言われ別の中学でイジメられてきた馬淵季子と友達になる。二人とも外見にばかり注目されて、内面に関心を持たれないことに失望していて共感した。マッドには小学生の時、近所に引っ越してきた同級生の忍くんもいて、身内同然の男友達。
マッドには友達になりたがる女子や告白してくる男子がたくさんいるが、みんなマッドの隣りを確保して羨ましがられたいだけ。つまり日和見主義のマスコットにはなりたくないとマッドは思っていて、一線を引いて付き合っている。それがまた周囲の感情を刺激する。
青春時代はまだまだボキャブラリーが少なく、自分の気持ちを正確に言語化できないから、複雑な感情が腹の底で渦巻いていて、単純に、槙島朱里ダイアナがいると面白いし、楽しいとはならないのだ。
みーちゃんさん 57歳 男性





