私は中伊豆が好きで、
コロナ禍以前は年に2、3度訪れていました。

その際、湯ヶ島を拠点にしていたので、
その風景を楽しめるかなと思い、
映画「わが母の記」を観ました。

美しい情景とともに作家の母をとりまく
家族の日々に静かな感動がありました。

今回、原作を読んでみると、
この本を書いた頃の井上靖の年齢と
お母様の年齢が、現在の自分の年齢と
母の年齢に重なり、身近な実感がありました。

お母様の体力、記憶、行動が変化していく中で、
お母様の人生を思う関わり方と視点に
深い愛情を感じました。

私の母はまだ元気でしっかりしている方だと
思いますが、老いていく母とこれから
どのように関わるのか、どんな見方や
受け止め方をしていくのか、希望や励ましを
もらいました。

sukoさん 61歳 女性