コロナ禍を経て、ロシアのウクライナ侵攻、地球温暖化など、それらに伴う影響による、昨今の物価高騰…。
近年の世は、自由を謳歌しているはずなのに、ますます、生きづらくなっているように思います。

鬱々とした日々を何とかしたいと思い、心のよすがとなる物を求め、当書を読みました。

ますます生きづらくなった近年、それは、自由であるが故に、誰もが、自分のことしか考えていないようになっているからではないでしょうか?

20年以上前に発行された当書は、勤勉さが失われつつある時代に様々な暗い出来事が起こっていた、今と通じる世の中に、一石を投じています。

小さな塊に過ぎなかった物質が、ビッグバンにより、広大な宇宙になり、地球を生み出し、人類をも作りました。
知能をもち、理性をもち、心を持っている人類は、たんに存在しているものではなく、世のため、人のために貢献することが出来る存在なのではないかと、本書に記されています。

殺伐とした世を変えるのは、そんな世の中を作り出した、我々人間に他ありません。
日々、少しでも善きことをしたいと、本書を読み、思わずにいられなくなりました。

雪見酒さん 51歳 女性
一日一善。が、新たなモットーの、1工員です。