チャールズ・ディケンズによる名著『クリスマスキャロル』は毎年読みたくなる。もし、まだ読んでいない方があれば、それはあの本に出会うという体験を、まだこれからできるということ。羨ましいくらい。
お金に執着した嫌われ者のスクルージがクリスマスイブの夜に3人の精霊に遭遇し、過去・現在・未来を旅することで、まったく変えられてしまう物語。ストーリー的には伏線回収もなければ、大ドンデン返しでもない。意外性も特にはない。でも、それを上回る筆力が著者にある。本物ってこういうものだなと思います。
poohさん 男性