よく歴史で名前を見かける人物でありながら、あまり知らないなあ。
それが、この本を手に取ったきっかけだったと思います。
ジョン万次郎。日米和親条約締結で尽力した人物として知られています。変わった響きの名前なので、印象的ですよね。

その命名における、ジョン万次郎の自伝には、彼に降りかかった数々の苦難、それを次々乗り越える、チャレンジスピリッツ溢れる出来事が満載の本でした。

彼の少年時代に、初の漁で嵐にあい、遭難し、無人島でサバイバル生活を過ごしたこともこの本を通し、初めて知った事実です。
その後、見知らぬ土地で人生の一部を生きる万次郎ですが、どんな時もひたむきに生き、数々の困難を乗り越えて行きます。

その様な彼の生きざまを読み進めていく度、ページをめくる度、ワクワクしました。
現代日本人が忘れかけている何かを、思い出させる一冊でもあると思います。

雪見酒さん 51歳 女性
常に好奇心旺盛な、1工員です。