幼い頃に読んで、ずっと憧れていた
ビアトリクス・ポターの
ピーターラビットシリーズの舞台へ、
いつか訪れてみたいと願って読んだ本です。

お話の中で描かれた風景や建物の多くが実在し、
それらはポターが財を投じて守り抜いた為に
今でも当時の姿で残されています。

原作の挿絵と実際の写真との比較、農場の間取り図、
お話に登場する動物達の相関図など、
絵本のファンにはたまらない内容です。

お話のあらすじも書かれているので
成長と共に絵本を手放してしまった人や、
ファンという程ではない人でもある程度
分かるようになっており、家族と一緒に読んでも
楽しめるかと思います。

ポター以外にもワーズワースやラスキンといった
湖水地方に縁のある人物に関する章もあり、
イギリスの文学・美術全般が好きな人にも
おすすめです。

私の子供時代は家族で海外旅行というのは
まだ一般的ではなく、大人になってからは
何かと都合がつかず、一度も海外旅行へ
行った事の無いままコロナ禍となりました。

コロナが終息したら
真っ先に湖水地方を旅してみたいです。

やみさん 33歳 女性