「チョコレートの消費量が多い国ほど
ノーベル賞に輝く人の数が多い」

という研究結果を聞いてどう思いますか?

世の中には、こうしたあたかも
因果関係があるかのような話が溢れています。

本書の著者は
「チョコを贅沢品とすれば、消費が多いのは
豊かな国で、教育にもお金がかけられるから
ノーベル賞受賞者を輩出できる可能性が高まる」
と推測します。

つまり、これは因果関係(原因と結果の関係)
ではなく相関関係だというのです。

また「テレビを見せると子どもの学力が下がる」
という通説にも逆の研究結果を紹介し、
その謎を明かしています。

もっともらしい話に騙されないために、
そして正しい選択をしていくために、こうした
「因果推論」の知識は、ビジネスはもちろん、
日常生活でも使えます。

本書とこの話は、
2019年11月17日の天声人語でも紹介されました。

著者は2016年に「学力の経済学」で
ブレイクした慶応大学の教育経済学者。

こちらの本も、
通説を覆す目からウロコの話がてんこ盛りです。

tomeさん 62歳 男性