ゲゲゲの鬼太郎の原作者の、誠に惜しまれてお亡くなりになられた、水木しげる氏自らが記した、「とぼけた自伝」です。
マンガの人気が出るまで、実に苦労された人生で、戦地で幾度も死ぬような目にあったり、長いじり貧人生だったりします。
そもそも水木しげる氏は、勉学についての努力をしたことのない落ちこぼれだったりするのですが、本書は、それらの事柄に悲壮感が無く、実にあっけらかんとした内容です。
生前の水木しげる氏のような、愉快であっけらかんとしたお人柄が、滲み出ているようで、読んでいると、生きる希望までわいてくる。
そんな元気をもらえる本です。
雪見酒さん 50歳 女性