誰もが知っているだろう『スラムダンク』の
作者の作品です。
現在16巻まで出版されていますが、まだまだ続くであろう作品です。最近では2~3年に1巻出版されるかどうかでなかなか話が進まないので、、かなりファンとしてはもどかしい作品でもあります。同時に『バカボンド』も執筆されていますので、、この先どうなるかがとても気になる所です。
何人か主人公と思われる人物が登場します。
多分、高校中退の野宮が主人公で一番よく登場するのですが、、主人公級の人物は4~5人登場します。
野宮は障害者ではないのですが、障害者が何人も描かれています。作者の井上氏と近しい人に障害者がいるわけではないのに、物凄く描写が詳細で驚きます。多分井上氏は相当いろいろな面から障害を持つ人達の洞察を行われて執筆されているのだと思われます。
普段生活していて障害を持つ人達の事を考えたりすることはほとんどない人が多いと思いますが、こちらの作品を読むと、物凄く考えさせられます。
スラムダンクは、どうみても爽やかでスポーツの楽しみが伝わる話ですが、こちらの作品は人間のどろどろした感情や底辺としか思えないクズのような腐った人物が何人も描かれています。。バスケットが多く出てくるのですが、全く別面です。。
正直、スラムダンクよりもこちらの作品の方が個人的には大作なのでは、という感想なくらい、凄いストーリーだと思います。
個人的にはどうしようもない甘ったれの野宮がプロバスケで活躍して欲しいのですが、どうなることやら。
まだ途中の作品ですし、読後にはドーンと落ち込むのは間違いない作品ですが、どんな本よりも価値のある作品だと思うので是非読んで頂きたいと思います。
さくら咲くさん 49歳 女性





