
見えず、聞こえず、話せず。幼い頃の高熱により、いわゆる三重苦という、重い障害を持つことになった、ヘレン・ケラー。
彼女が、サリバン先生と出会ったことで、愛を知り、生きるという意味を知っていく様が、ヘレン・ケラー自身の手により、生き生きと記されています。
何も分からない赤ん坊が、母の愛情の下、すくすくと育つように、ヘレン・ケラーが自ら世界を知り、この世界で生きる意味を知っていく様子が、読者自身もその場で体感していくような、そんな感覚を覚えます。
この素晴らしい体感を、ぜひ味わって下さい。
雪見酒さん 51歳 女性
冒険大好き。な、1工員です。