2015年にお亡くなりになられておられる有名女優さんの闘病記です。私くらいの年代~40代~60代の方はテレビドラマや映画で随分と拝見しているので知名度が大変高い女優さんだと思いますし、がん闘病中のニュースや公の場に姿を現されただけで写真と共にニュースになったりしていたので、当時を知っている方も多いと思います。
実際、ニュースによって癌の種類すら間違った情報も流れていましたし、死亡のニュースが大々的に報じられた後に手術が失敗だったとか医者が失敗だったとか闘病のやり方が間違っていたとか、、実によくわからないニュースやらコラムやらが掲載されていたので、本当のところはどうだったのだろうと強く疑念に思っていたので、こちらの本が出版された時には、待ってました!とばかりに読ませて頂きました。
川島なお美さんがご自身で書かれた本ではありますが、ご主人でいらっしゃる鎧塚氏も彼がどう考えていたのか、妻がどういう状態だったかなどを加筆されて成り立っている本です。
健康意識の大変高い方で毎年人間ドッグで検査されていて、一般人には見つけてもらえそうにない珍しい所にできる癌を小さい内に見つけてもらえたという幸運に恵まれておられました。。けれど、女優という稀有なご職業でいらっしゃる為に身体に傷を付けたくない、悪性が良性かも断定されていない。。
8月に発見された腫瘍なのに手術は次の年の1月、、
もちろんその間に相当研究なさって腫瘍を小さくするように処置はなさっておられました。が、実際には大きくなってしまった。。
有名な女優さんでいらっしゃる為に、、死についていろいろな意見を拝見できて、、大変立派な闘病をなさったという意見も多いですが、女優業よりも命あっての人生だし見つかった時点で開腹手術を受けてさえいれば、、という意見もありますね。
実際にセカンドオピニオンにも民間療法にも、一般人にはとても出せないくらいの大金を支払っておられます。占いに500ドルも! 庶民にはとても無理な金額をじゃばじゃば使っておられるし、あまり参考にはならないような気もしますが、、
ご本人は、何故ちょっと珍しいタイプの癌に罹患してしまったのか?という原因を、健康なのに検査を受け過ぎた、レントゲン被ばくが原因ではないかとの記載がありました。
実際に何が正しくて何が間違っているかとの断言は何一つできないとは思いますが、
ノンフィクションです! 重病がけっこうはびこっている現代人社会なので、読んでおいてムダではない本だと思います。
さくら咲くさん 48歳 女性