人生で、避けては通れないもの、それは死。どんなに美しかろうがお金持ちだろうが、人は必ず死ぬ。

この本では、人が死に至る様々な過程を述べている。
細菌、ウィルス感染症による死。ガンによる死。生活習慣病による死。
これらを読んでいても怖いが、もっと怖いのは、助かるとしても治療で苦しむことがあること。
例えば結核治療では、両手一杯分もの大量の薬を毎日の飲まなくてはならないし、ガンでは、抗がん剤、放射線と、副作用が必ずある。
読んでいると、つくづく、健康が一番良いと思えてくるのは、身に迫るくらい、当書が分かりやすく説かれているから。

予防医学の啓発の良書とも言える1冊。

雪見酒さん 50歳 女性
読書と芸術、もふもふ動物を愛する1工員。