タイトルの本は簿記や会計の勉強だけでは
身につかない決算書の読み方の基本が
網羅されていると思う。

細大漏らさず読めば、決算書・ファイナンスの
勘所はつかめる作りになっていると思う。

会計の専門的な処理や投資の理論については
この本では十分には学べないが、企業が
意思決定するのに必要な基本的考え方が
学べると考えていいと思う。

著者はビジネススクールの教授と言うことで、
解説は分かりやすくて初学者でも理解することが
出来る。

ただ、簿記の3級程度の知識は
あった方が理解が進むと思う。

他の「MBAアカウンティング」と称している
書籍も同じテーマを扱っていると考えられるが、
この一冊でも十分同じ効果があると思う。

経理に限らず決算書を読む必要に駆られた人には
とてもいい勉強になると思う。

モヒカンさん 43歳 男性