私は夢がないので、小さなやりたいことだけやって生活しています。そんな私を肯定してくれるか、または新たな見識を与えてくれるかと思い、この本を読みました。

人間は脳から老いる、特に前頭葉から老化するそうで、前頭葉が老いると、知能テストの結果が悪くなるというより、想定外の出来事を避けるようになり、想定外のことが起きないように生活するようになるそうです。これはその人の可能性を狭めます。著者はこれを前頭葉バカと言い、前頭葉バカになるなと繰り返します。若い時と比べて、心身ともに衰えるのだから尚更です。

私は「常識を捨てる」ということと「すべきことは”挑戦”ではなく”実験”」という話が一番響きました。常識を外れると人は、自分は常識的な人より劣っていると思いがちですが、そんな事はない。平均的な日本人になる必要はありませんよね。
それと、挑戦と言うとハードルが高くなってしまいますが、実験と言うと失敗してもそれを活かして、新たに実験を繰り返すことでいつか成功にたどり着きます。

エジソンのように失敗を楽しむくらいでいいのです。

みーちゃんさん 55歳 男性