「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞されて有名な東野圭吾氏の比較的新しい作品3部作です。

作者自体が新しいジャンルで、新しい作品を、という意気ごみで書かれた作品です。出版はラプラスの魔女が最初で次に魔力の胎動、最後に魔女と過ごした七日間、です。時系列で言うと魔力の胎動が先なのですが、出版順に読まないと説明が付かずあれ?という部分も有るので、順番に読まれた方が良いと思います。

主人公の若く美しい女性は~超能力者です。未来を読む力や、物体を操る力や~読むにつれ色々な超能力を持っている事が判明して行きます。何だ現実離れしたフィクションか~と思われるかも、、ですが実際透視ができたやら超常現象を起こす子供を集めて研究する施設が世界中に存在するのも事実で、、読むにつれ、全く現実離れでもないような気になります。
最後の魔女と過ごした七日間は、去年出版されたばかりで新しいです。こちらには、、マイナンバーカードが進められていて、政府による恐ろしい陰謀、国民全員のDNAが全てデータ化されて管理されて、、近未来あるかも、、と思われる大変興味深い話が盛り込まれています。AIの発展が良くも悪くも人々の生活に大きく貢献、、そら恐ろしい気がしました。。

ほとんど現実からは遠そうですが、けっこう近い部分も有りそう、、面白い発想の作品だと思います。

さくら咲くさん 47歳 女性