
漫画版『デスノート』のスピンオフのハードカバーの本です。デスノートのファンなので出版と同時に読みました。後に映画化もされております。地上波でもやっていたので録画して保存しています。
本編のデスノートを漫画ないしは映画で知っていないと、ちょっと理解が難しいかも知れません。ストーリーは本編のデスノートとは全く関連はなく独立した殺人事件で探偵が犯人を捜すという構造です。
探偵役にミナミという女性、、本編ではアッという間にキラ=八神ライトに死に追いやられたのですが、、
こちらの本ではほぼ主役で優秀な働きをされます。
この本の何が面白いかと言いますと、、『言い回し』
が凄いと思います。ミナミさんがLと思しき探偵と現場でかちあうのですが、、おおよそ人間の尊厳もないほど地面に這いつくばって捜査しているシーンを見て、、人間として大切な何かを失くしている、、やら
L本人の自分の事を、『かっこ良かったですか?』
→『何で自殺しないのか理解に苦しむ』
情け容赦がないと言いますか辛辣と言いますか、
けちょんけちょんと言いますか、ホントに言い回しがうまくて笑えると思います。
一応連続殺人事件で推理ものですので、ネタバレになるのでそう詳しくは書けませんが、最後にいろいろ伏線回収、種明かしがやって来て、ああ~そういうことか、と納得したりミスリーディングにひっかかっていたんだ、やらよくできたストーリー展開だなと思いはしたのですが、、最後まできつめの単語に
笑わせてもらいました。
漫画本編に出て来た登場人物だらけのストーリーですし、本編ファンだからこそ笑いまくれたというのもあると思いますが、、面白い本だと思います。
本編が面白いと思った方は是非!
さくら咲くさん 49歳 女性