私は人前であまり怒るということをしません。
何かトラブルが起こっても、それの原因を理解しようとすします。
しかし、内心怒っていないわけではありません。
道が渋滞していればイラッとしますし、レジの列が長いと感じると心がモヤッとしたりします。横柄な態度の人を見ると腹も立ちます。

でも、逆に怒っている人を見ると、正直、自分はビクッと萎縮します。
そうです。萎縮して恐れるだけで、怒っている人の怒っている理由まで、あまり印象に残らないのです。

そんなわけで、怒っても意味無いし、むしろ逆効果。
と、「怒り」とはそもそも何か?や、怒りが与える影響などが知りたくなり、読んだ本書ですが、

他者だけでなく、自己から壊してしまう「怒り」。
「戦争」へと拡大してゆく「怒り」。

そんな、「怒り」のメカニズムが分かりました。

個々の「怒り」という、「戦争」の火種を自覚し、怒りのメカニズムを知ることで、争いの無い世界にするために、本書をおすすめします。

雪見酒さん 51歳 女性
お盆休みは、鎮魂の写経をする、1工員です。