本田健さんの本は、どの本もお勧めですが、
なかでもユダヤ人大富豪の3巻です。
人間関係について深く理解できる本です。
大富豪、という言葉を耳にすると
どうしてもお金を稼ぐ、お金持ちになる、
贅沢な暮らしをしてるに違いない、
悩みなんてないに違いない、
と反射的に思いがちですが、この本を
読むとそうではないことがわかります。
少しネタバレすると、、、
人間関係のチャート(4つのマトリックス)
<①ポジティブ自立>
・前向きで明るくてエネルギッシュ、明るいリーダータイプ
・暑苦しい、人の心に添えない
<②ネガティブ依存>
・感受性が高い、人に深く共感できる、問題を見つけるのも得意
・ものごとのネガティブな側面を見がち、くよくよ悩む
<③ネガティブ自立>
・完璧主義、目標志向でやると決めたら結果を出す
・威圧的でまわりをコントロールしたがる、いつもイライラ
<④ポジティブ依存>
・おだやかで癒し系、まわりをリラックスさせる才能
・いじめられっ子、頭が真っ白、思考停止
という4つのタイプに分類します。
このことを意識して、自分が極端になっていないか
モニターして、なるべくどこにも属さず、
ニュートラル、センターにいられることで、
人間関係が良好になります。
どんなものごとにも言えることかもしれませんが、
穏やかで平和で順調満帆がいいに決まっています。
でも、色々と人それぞれの価値観や考え方から、
ぶつかり、破綻してしまうこともある。
自分のことも大事です。ですが、
どんなに嫌いなタイプの人でも、その人が
そうなるに至った経緯があるわけです。
村上春樹さんは、何かのエッセイの中で、
相手の靴を履くように、という比喩を使っていました。
相手の立場になる、相手になってみて、
見える世界がどうか想像する、という意味だと
思っていますが、これは、よい比喩だなと感じています。
興味がある方は、1、2巻もお勧めです。
是非読んでみてください。
あまからさん 45歳 男性
読書歴、30年、心理学や自己啓発本が好きです。