精神医療の夜明け 更新日:2024年7月31日 公開日:2021年8月13日 ノンフィクション 明治時代、精神医療が諸外国より遅れていた日本。 精神病院もまだ無く、障害者や精神疾患患者は自宅の敷地内に閉じ込めておくというとんでもない法律が実際にあった。 その状況を改善しようと立ち上がった人々の生々しい記録。 今ならごく軽度の鬱と診断されそうな症状も多い。 生まれた時代が違えば自分も閉じ込められていたのかもしれない恐ろしさと、精神医療の発展への感謝を覚えた一冊。 やみさん 32歳 女性 【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況 金川 英雄 医学書院 2012/9/14 書籍版(amazon) 関連記事 お互いに近過ぎ、知り過ぎた男たちの評伝最も権威ある文学賞の、興味深いエピソードや裏話が満載古い作品ですが不朽の名作だと思います。落ち込むのが馬鹿馬鹿しくなる面白さ辛い話ではあるけれど、明るさがある女性が生きる言葉にならない感情 投稿ナビゲーション 愛と命の物語台湾を第二次世界大戦後に遡って理解し、さらにこれからを考える本