『もしも悩みがなかったら』の主人公は、
悩みを抱え、今まさに人生を終わらそうと
しています。

そんな主人公が悩美(なやみ)という
不思議な存在に出会い、ワンステップづつ悩みを
解決していくというのが、この本のストーリーです。

ワンステップの一つ目は
「栄養のあるものを、よく噛んで食べる」
です。

なんだ簡単すぎると思いましたか?

でも、本当に人生に行き詰まり、悩み、
落ち込んでしまったとき、どんな手順で
元の自分に戻ったらいいのか分からなく
なってしまうものなのです。

再起への一歩目は簡単すぎる方がいいのです。

数年前、仕事で鬱を発症し、その時に
この本を読んでそのことに気づきました。

元気になった今でも
この本は本棚に大事に取ってあります。

もしまた何か落ち込むことがあっても、
この本の最初から実行していけば元気になれる。
という安心がありますから。

ひさこんさん 33歳 男性
新宿で月一度、「新宿読書会」という
読書会を開催しています。