旅行などで電車に乗ると、時々寝ている人がいて、そんな人を見る度、朝からもう疲れてるんだなあ、と思います。
主人公のOL、奈緒も、そんな、朝から疲れた大人の1人です。
そんな奈緒が偶然知り、通うようになった、「メンタルジム」。
そこでの経験で、新たな自分を見つけていく、という内容です。

ここでポイントなのが、「疲れた大人」奈緒が持つ悩みの数々、
「痩せたい。やりがいのある仕事をしたい。時間の余裕が欲しい。お金の余裕を持ちたい」それらは、主人公も気付いているように、誰もが持っている悩みで、
「それを変えたい」と、思っていること。
つまり、この本を読む、読者も当てはまるということ。

「人生の応援小説」とあるように、読み進めるうち、次々に新しい発見があり、人生を変えるヒントが見つかり元気が出る。
そんな画期的小説だと思います。

雪見酒さん 50歳 女性
朝活が最近の楽しみな、1工員です。