ご自身のバックパック旅行の旅行記を何冊も出版されて
ベストセラー入りもされている「さくら剛」さんの本です。

元々はブログでの旅行記を発見してからずっと追いかけている作家さんです。今でも毎日のようにXなどに投稿をなさっておられて動向はよく存じ上げている作家さんです。ホントに書く事がお好きな方のようです。それに、かなりの努力家でいらっしゃいます。

本書で作者が解説している科学の分野は、「光」「特殊相対性理論」「万有引力」「一般相対性理論」「量子論」「タイムマシン」「発明」「量子テレポーテーション」「光学迷彩」「人体冷凍保存」「宇宙」「進化論」などなど、人間がとても興味を抱くであろう分野を抜粋して書かれています。

基本、人を笑わそうというギャグをてんこ盛りという作風の方で
本書も大変解りやすく【身近な実例】を沢山盛り込んでおられます。若い男性目線で書かれていて下ネタやら下品な部分もあるので、レビューで酷評の方もおられますね。女性は眉をひそめる方もおられるかも、、です。
でも、その分、面白くて中学生あたりでも十分に内容が理解できるのではないか、と思います。

特に、、宇宙に知的生命体が存在するのか?という夢のような話は誰しもが興味を抱いていると思いますし、本書では可能性がかなり高いような書き方だと思うのですが、思わずニンマリです(^^)それに、よくSF映画なんかに人体を冷凍保存して~未来の医療技術の進歩にかける、やら、極悪人を冷凍して培養液に人格形成改善プログラムが仕組まれていて、、など夢物語が盛り込まれていたりしますが、、ホントに実現したら凄い!

こちらの本は、作者さんのみの考えが掲載されているというよりも、凄い数の参考文献が出て来ます。どの章も、膨大な数の文献を作者が読み漁って紐解く、という展開になっているので、真実味がけっこうあると思います。

難しい勉強の為の本というよりも、軽い気持ちで娯楽の為に読むような本ではあると思いますが、面白い切り口の本だという感じでお勧め致します。

さくら咲くさん 47歳 女性