国語はともすると、正解がなく、センスに左右される曖昧な科目だと思われがちです。
しかし、著者は、「本当の国語力とは論理的思考力のこと」と言い切ります。

そして、論理的思考とは、ズバリ「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の3つ。
言いかえると「抽象化と具体化の力」「対比関係を整理する力」「因果関係を整理する力」です。

この考え方のもと、著者は、2006年に横浜で「ふくしま国語塾」を創設。
以来、多くの実績を残してきました。

本書は、30冊近い著書のなかで、処女作にして「ふくしま式」の原典ともいえる書で、
大人の方にもオススメです。

tomeさん