今をときめく臨床心理士の東畑開人さんによる論文だけれど、友人論でもあり、人の心を支えることの全体像を明らかにしようとした画期的な試みの一冊。クリスチャン臨床心理士として注目していたことと、このタイトル、この意欲的な取り組みに共感して手に取った。
人は深く落ち込んでしまったり、平成を保たないほどショックを受けたりした時、精神科や心療内科にかかるまでに、つまり専門家に出会う前に、必ず誰かに相談している。専門家にかかるところに至らずに終わる相談の方がずっと多く、心の支援の主戦場とも言える。それ。、ふつうの相談と呼んで可視化している。なんとふつうの相談にも種類があり、ABCと0という四種類が紹介されている。驚きだ。

poohymcaさん 56歳 男性