人によって笑いのツボは異なると思うので、、
自分が最高に面白い!と思う本が他の方にも受ける
かは甚だ疑わしいですが、、
こちらの本は、どんなにどん底にいる時でも目を
通せばくすっと笑える大変有難い本だと思います。
ついこの夏にも20巻が出版された長編の漫画で、
知る人ぞ知るホラー漫画家、今市子先生の作品です。
1巻が出版されたのは、20年以上前の事、、
大御所の山岸凉子先生のアシスタントを
されていた事もある方で、けっこう年配の方だと
お見受けします。
20巻も何が書いてあって何が面白いか、、?
ストーリーはほぼないと言っても過言ではない、、
文鳥を多頭飼いされていて、日常のエピソードを
ありのままに書いておられるだけです。
ストーリーも笑えるのですが、絵がもうめちゃくちゃ
上手でいらっしゃり、文鳥の表情が豊で何考えて
いるか丸わかりの絵も見てるだけで笑えます。
文鳥を飼った事もなければ、鳥自体生態も知らない
私でも、エピソード自体はわかりやすく描いてあるので、
すんなり受け入れる事ができます。
狂暴、わがまま、病弱、、個性豊かな文鳥達の魅力
が余すことなく描かれています。
つがいに娘が出来たので、ペットショップから婿
を迎えるのですが、まさか父と婿がカップルに。。
嘘みたいな話が盛りだくさんで、いちいち笑えます。
読み切りばかりの話なので、
途中から読んでも全く問題はありません。
20巻だけ、という読み方でも問題ないと思います。
ただ、1代目から続いている血統なので、
作者が過去にいた文鳥の名前を出す事も
しばしばあって、その時だけは誰の事?
となるかと思います。
さくら咲くさん 45歳 女性