一般的には、薪を背負って本を読んでいる銅像で知られる二宮尊徳。その実像をわかりやすく解説した書籍。
農民出身でありながら帯刀を許され、仕法という独自の方法で、日本各地の藩政改革に尽くした二宮尊徳。
小さな例で言えば、それは竈門の鍋の外側についた、焦げをとることで、熱の効率を良くし、一回に使う薪の量を節約。それを借金の返済につなげるようなやりかたである。
こういう方法を徹底するところに二宮尊徳の真髄がある。
また、我々の日常の中に伝わっているいろいろな方法が実は二宮尊徳のものだったことも発見される。
日本人ならば必読の一冊。
たてがみさん 男性