生きていれば、毎日当たり前のように、何かを買い、経済を回している、私たちですが、ふと、部屋を見渡せば、コレ、どうして買ったんだっけ?と、思う品、必ずあるかと思います。
著者の大宮エリー氏は、数多あるそれらの品々の購入に至った、面白エピソードをよく覚えていらっしゃいます。
と、言うより、購入エピソードが、いちいち面白いから、印象深い。と言うべきかも知れません。

8のカテゴリーに分けられた、計60個の品々。
チュッパチャプス、跳ぶカエル、ビーカーに鳩笛等々、何ですか、それ。な品々から、複数購入に至ったストーブに掃除機。一人暮しなら、複数は必要ありませんよね。
そんな、一見、奇妙な買い物でも、購入に至る理由を読めば、
ああ。分かります。と、苦笑しながら納得する事間違いなしです。

もう、エリーさんたら。と、笑いながら読めて、明日は我が身。と、教訓にもなる、一石二鳥な一冊です。

雪見酒さん 50歳 女性
物欲ならぬ、知識欲で、本を衝動買いしそうになる自己と、日々闘う1工員です。