なぜこんな古びた抹香臭い本を?とお思いの貴方!
ベストセラーに良書は在りましたか?
新書を隅々まで読み納得した事ありますか?

昨今は体幹・筋膜ほぐしやマインドフルネスなど、
人間生活で自分の心身を取り戻す事の大切さを
やっと見直す、原点回帰が起きています。

温故知新、この本は、それらを一冊で
体得できる可能性を秘めた虎の巻なのです。

丹田は武術の要としてご存知かもしれない腹式呼吸法,
NINJAなら息長:おきながと呼ばれる類の代物です.

長く吐き, 空っぽになった後に初めて吸う。

後述の過呼吸もそうですが、
まず吐かなければ吸えません。

散歩などもし、お腹が空いたら初めて食べる。

お腹がいっぱいになってから狩りに行く獣など
自然界にはいませんから、それが天地自明の理です

軟酥とはチーズやバターの様なもので、
そうした万能薬が額で溶けて全身を温め潤す様の
瞑想法です。

荒唐無稽でしょうか?

しかし実際に額とは二足霊長の重心中枢であり,
ここを指で押さえただけで椅子から
立ち上がる事さえ難しくなる!
(やってみてビックリです)

また世界3大伝統医学、インドのアーユルヴェーダでも、
額にオイルを注ぐシロダーラ(シローダラーなど表記揺れあり)
という、脳のデトックスとも呼ばれる神秘的な
施術があります(実体験しましたが、効果的面です)。

内観は足裏の真ん中に意識を下ろす、
「真人は踵で呼吸す」、慣れないと難しく
感じるかもしれません。

個人の体験談で恐縮ですが、公私生活共に凄惨な折り…
過呼吸となり顔面が痺れ息も絶え絶えになった時,
咄嗟に思い出し, 仰向けでアキレス腱を手で抑えて
呼吸を治めた事があります.

身を助ける術ですね

総括しますと、「気海:きかい 丹田」
「軟酥鴨卵:おうらん」「腰脚:ようきゃく 足心」の
三法を以って、全生を体現する心体の技法です。

気の海とは腹式呼吸により外気が自然と臍下に充填され、
酸素と気力が満ち満ちた状態(○気玉とでも申しましょうか)。

おうらんとは鴨の卵で、そのような万能の丸薬が
額から溶け出し、全身を浸して沐浴している
というイメージ・瞑想法です。

地球上の生命体であれば逃れられない重力、
Gの受け方ひいては接地圧をリセットする
効果抜群と推察できます。

治癒力が湧き出す感じですね

足腰こそは健康とアンチエイジングの要であり,
足に心を収める事は, 目先の事に振り回されず
体幹を据える, 「置かれた場所で咲きなさい」にも
つながります。

雨上がり石畳に咲く野の花のような生命力を、
これを読んでくださった人が取り戻す事を願っています

インターネットのウインドウをいくら覗き込んでも
辿り着けない、健康法の一つの境地がここに在ります。

薬剤師として幾百千の本を読み、
推薦図書として50冊余りを薬局に置き
患者様に推薦してきた内、入魂の一冊です

具体的手法ではありますが, 一朝一夕で
使いこなせる上っ面のハウツーの切り貼りではなく.
私自身は初めてこの本に出会ってもう4年半程になりますが,
何くれとなく思い出し繰り返し試したくなる, 稀有な本です。

逸話はさておき、巻末には気持ちが落ち着く
聲明(マントラ的なもの)もあり、海外の著書にも
出てくるくらい有名な『座禅和讃』というものです

仏教に帰依する必要は無いが、○ARUTOなら
チャクラを足に練り込む○来也、○ーダや○ォースが
実在するならどんなものか…

少しでも関心を持ち手に取っていただけたら、
拙い喩えも幸甚であります。

古くからの話で結核や
ストマイつんぼ(抗生剤副作用による難聴)など
に効いたという話も載っていますから、
今のこの想定外の天・人災社会を生き残る指南書
(ドラクエならアバンの書に匹敵するもの)として、
日々の健やかな暮らしの中で実践体得ください.

Good luck☆彡

明日海 颯-Ryou-さん 33歳 
男性読破千冊/4年,泳続1万M/4hr,
十八番はディズニ ーソング

健康で文化的な生活のためのブログ
https://beyond-corona-nausicaa.com