「サピエンス全史」「ホモ・デウス」より、
読みやすい。
前2著作のように、物語として読ませるのではなく、
現代の課題を具体的に整理して、比較的短く、
しかも史実と私たちの記憶にある近年の出来事を
随所にちりばめ、からめながら書かれているので、
理解が進む。
しかし、本質はするどく突いている。
これまでの常識に従って読むようなことはせず、
心を白紙にすると、自分の常識がどこから
もたらされたかを改めて考えさせられることになる。
結論を押しつけることがないので、
私たちが常識を作りなおす作業をする際に参考となる。
Hiro1957さん 62歳 男性