
実はいろいろ元祖な“一人電通”の仕事術
今や全国の地方自治体がおんぶに抱っこの“ゆるキャラ”。
そのネーミングの生みの親こそが、本書の著者・みうらじゅんである。
自ら一人電通と名乗り、“とんまつり”や“いやげもの”などの“マイブーム”(これもみうらじゅんの発見)を次々と仕事にしていくのは、文字通りの「ない仕事の作り方」である。
おそらく誰もみうらじゅんの真似はできない。だが、みうらじゅんに学ぶことはできる。そしてそのための一冊が本書なのだ。
「マーケティングとは顧客の創造」と言ったのは、かのドラッカーだが、数々のマイブームを面白いものとしてクリエイトし、注目を集めていくみうらじゅんこそは、ひょっとしたら偉大なマーケッターなのかも知れない。
やまなかさん 男性