電波少年に出演されて有名になられましたが、『大家さんと僕』で更に有名になられた矢部太郎さんが3年ぶりに出版された本です。去年出版でしたが、当然いそいそと読ませて頂きました。
お人柄がにじみでる作品ばかりで、本書も基本ほのぼのという感じです。
こちらの本は、作者がもらったりあげたりするエピソードを沢山紹介されています。プレゼントに特化した本を他には知らないので、新鮮でした。
矢部氏の実父がとんでもない捨てられない人でよくもまあという次元のものまで保管しておられます。
住む場所圧迫してまでとっておくのは賢いとは言い難い、、とは思いますが彼の人生そのものという台詞には共感できると思いました。
矢部氏がプレゼントしたお面が気味が悪いという理由で出て来ただけでもお二人が知り合いにあげてしまっていてその事実を矢部氏が知るというエピソードが紹介されています。矢部氏はお面が好きで喜ばれるとばかり思ってプレゼントしたのに、、
確かにお面というアイテムは気味が悪い怖いという人もいてプレゼントとしては良くない可能性もありますよね。矢部氏自身も心のこもった珍しい毛皮を一回着ただけで大き過ぎるという理由でゴミとして捨てるエピソードを紹介されています。
うーん、本当に考えさせられます。
人間関係を考える上でも参考になるノンフィクションの良本だと思います。
さくら咲くさん 49歳 女性