三木那由他著『言葉の展望台』。読後感は、すごい本を読んだということ。この著者の立ち止まって考える姿勢、それをわかり易く表現する力量に感心。大切なことを迷いながら大切にする姿勢に信頼が持てた。相手の言ったことの真意を勝手に解釈し、誤解したまま会話を進めていることに気づかない事例を具体的に挙げてもらうと、気づかれなかった人の絶望感がよう伝わってくる。理解されなかったものの嘆き。理解しようともしないのに傷つけた自覚のない者たち。この衝撃は多くの人が味わったほうがいい。強くお勧め。
poohymcaさん 55歳 男性