タイトルのまんまです。
引越しを機に一気に本を処分したのですが、
どうしても手放せない本が数冊あり、その中の1冊です。
講談社ブルーバックスシリーズの昭和56年つまり1981年発行の本で、
著者は数学の先生(田村三郎氏)。
婚約者をなくし孤児院育ちのため天涯孤独となってしまった
三田太郎(著者のアナグラムですね)という青年が異次元の世界
「クイリグ星」に迷い込み、そこの小中学生(?)の家庭教師となって
数学を教えた際の手記というかたちで物語は進みます。
数学に関する素材の選び方や理論の組み立て方が秀逸なだけでなく、
あまり数式は出てこないので、純粋に物語としても楽しめます。
最後に三田青年は地球へ戻るチャンスを与えられるのですが、
その結果についてはぜひ本著を読んで確かめて欲しいと思います。
「ナイト(正直族)とネーブ(嘘つき族)」
この言葉にピンときたらぜひ読んでください。
e_chan99さん 45歳 女性